宇部支部例会
7月24日(土)15時より宇部文化会館にて、宇部支部例会を開催しました。報告者に原田 秀子 氏(Dragon Fruits オーナー 山口同友会下関支部会員)をお招きして、「全てはおもてなしの心から」をテーマにお話しいただきました。
報告は、離婚後、子育てのためにいくつも職を掛け持ちしながらの生活から、現在までを話していただきました。当初、スナックのオーナーの話がかかったときに、夜の世界の知識が何もない原田氏に対する周囲の友人知人は全員反対されたそうです。しかし、「あたしはやれる!」という、今から考えると(笑)根拠のない自身に満ちあふれて決断されたそうです。
原田氏のお店づくりの基本方針である「お客様へのおもてなし(Dragon三原則)」は、(ここでは書きませんが・・・)全て消費者視点に立ったもので、原田氏曰く「この三原則が出来るだけでこの先も生き残ることが出来る!」と自信を持って話す姿に、原田氏が最もこのサービス(おもてなし)を求めているのだろうなと感じました。
昨年、同友会開催の経営指針塾に参加し、様々なことを学び、同友会に対する見方も変わったとのこと。「今回はさぼろうかな・・と思っても、仲間が誘ってくれるし、その想いに応えたいという一心で指針の発表まですることが出来た。本気になって経営のことを考える人達と一緒に話すことが出来る喜び。自分自身、経営や勉強というと尻込みしていたが、今は「学びたい」と外に向かって言える。」「同友会の例会は誘われて出るような形だった。しかし、指針塾に参加してからは、全ての学びが自分のためになり、会社のため社員のためになり、ひいてはお客様へのおもてなしになるということがわかった。」指針塾に出るだけでここまで変わるんですね。(報告:事務局 松田)
宇部支部経営委員会
7月7日(水)午前9時15分より(株)ウエイブにて、宇部支部経営委員会 朝礼見学会を開催しました。昨年も行ない、他社の朝礼を生で見て、自社の朝礼を見直すきっかけにもなるし、他社の社員教育の一端を垣間見る事の出来る会として好評のまま終了しました。今年は、朝礼見学に加えて訪問会社の社員とも話す機会を設けました。(株)ウエイブさんには、昨年9月に一度朝礼訪問しましたが、昨年と今年で印象が(良い方に)がらりと変わりました。「ハキハキ話す。」「自分の意見を自分の言葉で話している。」一年分の成長を見せていただき、「自分も変われる!」という大きな希望を抱きました。
朝礼見学後、簡単に社内を案内して頂いて、3人(入社5年以内)の社員の方とグループ討論を行ないました。初めは話していただけるのか?という不安の中で始まりましたが、始まってみるとあっという間に一時間以上の討論となりました。
まず、「あなたが仕事の中でやりがいを感じるときはどのようなときですか?」という内容で社員の方達への質問から始まりました。回答は、顧客からの感謝・仕事の達成感・新規事業への着手・自身のキャリアが上がる内容の仕事が来たとき・・・等々皆さんそれぞれのやりがいを感じながら、それを仕事へのモチベーションとしていることがわかりました。ここで、逆質問。参加した会員さん達に「では、皆さんがやりがいを感じるのはどのような時ですか?」同じ質問なのに全員口ごもってしまいました(笑)。経営者側の答えは、「顧客が望んでいることをやっても感謝されないし、お互い当たり前。先を見越して感謝されたときに良いサービスが提供できたことにやりがいを感じる。」「クレームが来なかったらやりがいを感じる。可能な限り起こりうるトラブルを予想して、クレーム連絡が無かったときに、プロとしての達成感・安堵感を感じる」・・・等々。
参加した会員は皆一様に、自社の社員にはなかなか聞けない事を聞いている様子でした。「社長に思ったことを意見できますか?」「社員との距離を縮めたいがどのように話しかければよいか」「上司や経営者にこんな事言われたらどう思う?」・・・。社員の方達も「自社では普通のことが他社ではどうなのか?会社の常識は他社の非常識なのではないか?」といった内容の質問で交流できました。(報告:事務局 松田)
宇部支部例会
さる6月17日(木)午後7時より宇部市文化会館にて、6月度宇部支部例会を開催。テーマ「やってみよう!自社診断〜自社の立ち位置を診断してみよう〜で、中小企業家同友会全国協議会(略称:中同協)発刊「企業変革支援プログラムSTEP1」の冊子を活用して自社診断をし、グループ討論を行いました。
最初に「企業編革支援プログラムSTEP1」とは何か?:企業づくりにかかわる見解、@同友会三つの目的、A労使見解、B21世紀型中小企業づくりなどに基づいた、様々な同友会の活動(経営指針づくり、社員教育、共同求人など)と会員の経営実践などの教訓をまとめたもの。自己診断形式で自社の経営課題を明らかにし、自社と経営者の変革のための「気づき」を、自社がどのような状態なのか、現在の立ち位置はどこなのかを確認することができることなどを事務局長が説明。そして、設問「市場・顧客及び自社の理解と対応状況」について各社の自己診断(レベル0〜5の段階)をチェックしました。
グループ討論では、「市場・顧客の変化と顧客ニーズ」「苦情対応、顧客の満足度」「自社の強み、弱み」について意見交換をしましたが、参加者の認識に差があることが鮮明になりました。問題が大きく何から手をつけて行ったらいいのか、場当たり的な対応しかできていないのが現状のようです。それをどう改善・変革していくかが企業づくりのように感じました。また、経営者が改善・改革をしていかなければならないという認識とその決意がなければ進まないとも思いました。
最後に各レベルの状況説明と改革のためのめざす課題の説明。結果をe.doyu(活動支援システム)に登録することにより、全国の会員から登録されたデーターと自社のデーターが対比(業種別、従業員規模別、地域別、創業年、入会歴、経営指針)ができる。とITを駆使する経営者集団をめざす中小企業家同友会の仕組みを紹介し、e.doyuの普及・活用をお願いしました。(報告:事務局 岡野)
宇部支部第11回定時総会
宇部支部第11回定時総会が5月15日(土)18:00より宇部市文化会館にて開催され、すべての議案が承認されました。
県内で唯一2009年度会員純増を果たした宇部支部。会員がまだまだ少ないながらも着実な前進をしています。
総会後、記念例会が行われ、山口同友会 山口支部幹事の倉員謙作氏((株)クラカズコミュニケーションズ)が、テーマ「顧客創造 〜 脳科学とマーケティング 〜」と題して、お話しいただきました。経営を緻密に科学する倉員氏。会社広告一つを取ってもレイアウトから、広告媒体まで何度もマーケティングを繰り返しながら、自社に最適な広告を探し当てる手法に参加者は感心していました。
どこの企業も同じですが、自社を知ってもらうための手法に苦しんでいます。これを打破するために営業やDM・HP・・・etcをするわけですが、倉員氏のように、まず商品と顧客を鮮明にして、広告手法を絞り込んでいく手法を学べたことは、参加者にとって大きな収穫だったのではないでしょうか。(報告:事務局 松田)
3月度宇部支部例会
3月度宇部支部例会(3月18日 於:シルバーふれあいセンター)は、2月に続いて農業を考えるシリーズ2回目として、10年前から県内産米穀のブランド化に取り組んできた、山口を代表する米穀店経営者 有言会社小野商店 小野昌志社長に「デフレ経済下における稲作と展望」〜コメ流通の現場から〜というテーマでお話をしていただきました。
お米の流通は、農家で生産し、JA(農協)に出荷、卸会社を経由して店頭(スーパー・お米屋さん)にならび、消費者が購入し、食すというのが旧来の流れです。しかし、規制緩和と米価の下落で農家が少しでも高く売れる直接販売(消費者に)を一部では行っています。一方、一般消費者は生活防衛で特売品に走る。そんな中、地元の業務用販売が唯一の支えとなっている。そこでも飲食店の売上が下がっており、お米も売れず安値交渉と非常に厳しい経営環境にあり、生き残りの方法として、インターネットによる販売、「お祝い米」「抱っこ米」の贈答用、「ふくふく米」「とびっきりう米」などブランド米販売に力をいれている。
小野さんは、五つ星お米マイスター(お米の博士号とも言える資格の最高位、県内取得者4名)とJGAP(農業生産工程管理手法:農産物の安全、環境への配慮、生産者の安全と福祉、農場経営と販売管理)指導員の資格を併せ持つ、日本全国でただ1人の方です。その資格やもともと肥料販売を生業にしていたことから、生産者やJA(農協)との信頼関係も厚く、高齢化した生産者「農家のために」いい肥料を販売し、この2〜3年で肥料の売上を伸ばしておられます。農家からお米を購入、肥料を販売する双方向の経営形態を確立しつつあります。
最後に、お金を払って自分の田んぼを管理(耕作・水管理・草刈など)してもらう。世の中何かおかしいと思いませんか?と問題提起をいただきました。(報告:事務局 岡野)
2月度宇部支部例会
2月17日(水)19:00より宇部市文化会館にて2月度宇部支部例会を開催しました。報告者に木原 美樹 氏をお迎えし、「農業の現実、私の描く未来」をテーマにお話していただきました。東京の大学を卒業して、21歳で即実家の農業に就農した木原氏。東京で就職する道があったにも関わらず、実家に帰って就農する決心をした決め手。就農してから見つけた米作り(土作り?)に対する”こだわり”、現在の「食」に対する生産者視点での報告。現在の農業政策について考えること等、盛りだくさんの内容の報告でした。
グループ討論では、「自分の事業に対する夢と現実」を討論の柱として話し合われました。まず、身近なようで全然知識の無かった農業について、いかに大変な仕事なのかがわかったという意見が多く出ました。本題では、不況の影響を受けて現実の愚痴ばかりが出てきそうなテーマでしたが、そこは同友会!計画性を持った「夢」と理念に近い「夢」、その夢に到達するために現実を見据え、計画・戦略を立てることが大事だという意見が多かったように思います。
知っているようで知らない農業。参加者の中で「もっと農業が知りたい」という意見が多かったため、来月3月は、「農業を考えるシリーズ」第2段として、米流通者サイドからみた農業という切り口で例会を行ないます。(報告:事務局 松田)
1月度宇部支部例会 名刺交換会例会
1月15日(金)19:00よりステーキハウスドンファンにて1月度宇部支部例会名刺交換会を開催しました。今年初の例会は、新年会を兼ねた名刺交換会でした。オブザーバーや、普段の例会では見かけない会員さんも参加されていました。会は終始和やかに進み、同友会が初めての方にとっては入りこみやすかったのではないでしょうか。毎月の勉強会も良いですが、たまにはこういう会も長期的に見ると、息抜きになって良いと感じました。(報告:事務局 松田)
12月度宇部支部例会
12月9日(水)19:00より宇部市文化会館にて12月度宇部支部例会を開催しました。報告者に、小田事務所の小田 撤次カ 氏(山口同友会宇部支部会員)に、「未然に防ぎたい、スムーズに解決したい、労使間のトラブル」をテーマにお話しいただきました。
報告は、採用時と退職・解雇時に発生しやすいトラブルを例を挙げながら紹介し、対策例を提示するというセミナー形式のものでした。その後行なわれたグループ討論では、採用・解雇時に最も有効なのは就業規則の充実、コミュニケーションの充実が挙げられました。社員とのコミュニケーション不足による意見の相違やトラブルは、お互いにとってマイナスでしかありません。トラブルが起こってからの対処では少なからず弊害が起こるので、それまでに出来ること、気をつけることに主眼を置いた話し合いが出来ました。(報告:事務局 松田)
10月度宇部支部例会
10月15日(木)19:00より宇部市文化会館にて10月度宇部支部例会を開催しました。報告者(&問題提起)に、山口同友会事務局 事務局員の松田 龍信 氏に、「外部環境の激変、マニフェスト徹底討論」をテーマにお話しいただきました。
今回の例会主旨として、先の衆院選による政権交代の影響(外部環境の変化)を情報交換し、変化に対応するための自社の対応を討論(訓練)していくことにあります。(その中で、中小企業基本条例や中小企業憲章の話が出てくれば良いのかなぁ、といった希望もありました。)
まず、松田氏から政権与党の提示しているマニフェストの紹介と簡単な解説、最新の進捗状況の報告がありました。そして、特に宇部地域、中小企業に関係するような項目についての説明がありました。
グループ討論では、各々が所属する業界の現状・予想される変化について意見交換が行われました。特に、高速道路原則無料化については関心が高く、先行して実施される見通しの九州地区(北海道地区)無料化に向けて、無料化のボーダーラインに接している山口県への影響(被害)は少なくないものになるであろうとの予測が各方面から挙がっているようでした。その後、話は「2020年までに温暖化ガスを25%削減(90年比)」に及びました。←(この項目だけはいくら政権が変わろうが変えられないでしょう。なぜなら、国際会合の場で宣言しちゃったから。)身近にしているエコ(経費節減?)の話から、同等程度の負担を求められた時、経営効率を下げずに達成するには?といった話まで出ていました。
今回の討論で結果や答えが出るものではなく、継続して検証し続けるテーマなのでなかなか難しかったですが、第1回目としてはなかなか良い議論の場となりました。
今回は政権交代・政変を<外部環境の変化>としましたが、外部環境の変化は、常に起こる可能性を孕んでいます。好不況・自然災害・取引先の経営状態・官の方針変更・・・etc・・。重要なのは、それらの変化を常にシミュレートし、対応策に先手を打てるような準備・訓練の場として、今回の例会は良い機会になったのではないでしょうか。(報告:事務局 松田)
9月度宇部支部例会
9月15日(火)19:00よりシルバーふれあいセンターにて9月度宇部支部例会を開催。報告者に、(株)ウエイブ 代表取締役の藤崎 智行 氏(山口同友会宇部支部幹事)に「経営指針の経緯、社員への浸透について」をテーマにお話しいただきました。
報告内容は、「@藤崎氏が会社を興されてから、現在に至るまでの話。A経営指針作りに着手してからの葛藤、社員との関係。B(株)ウエイブが目指すところ。その目的のための幹部社員や社員の巻き込み。自分が率先して変わる。」の3部構成でした。
@では、社員も増え、自分の思いを伝えるものの必要性を感じていたこと。クライアントが(10の内)5を求めていて、会社としては10のクオリティを求めたいという思いがあるときに、優先すべき会社の軸となるものが無く、危機感を抱き指針作りにトライされたそうです。
Aでは、経営指針塾で勉強している中で気付いた事、「なぜ経営しているのか?この会社の(同業他社にない)特徴とは何なのか?」これに答えられない自分を発見。同じ質問を幹部社員に投げかけるが同様に答えが出ない。そんな中、指針塾におけるグループディスカッションの中に、新たな気付きや自分の思いの再確認ができたことにより、人と人とのコミュニケーションの大切さに気付く。会社に欠けているコミュニケーション、しっかりとした挨拶の出来る会社、社員一人ひとりが自分で考え自己発信できる会社というものを軸に据えた理念を作成されました。従ってウエイブの経営理念は、社員への想いにあふれた特徴あるものになっています。
Bでは、指針作成を機にコミュニケーション・自己発信のできる社員を目指した取り組みをいくつか紹介されました。「朝礼を工夫して、運営・形式だけのものでなく、一人ひとりがものを考える事が出来る様にした。」「社長の席を会社の入り口に近くしてお客様への挨拶を率先して始めた。また、朝一番で出勤して、社員一人ひとりに挨拶を始めた。」「プログラムを組むだけの技術屋集団からの脱却を目指し、会社からクライアントへの発信を始めつつある事。」・・・etc。
全体を通して藤崎氏が必死に自分を、会社を変えようとしているのが伝わってきました。今回、会社の幹部の方が3人例会に参加されていましたが、社長同様「変えていきたい」という気持ちを感じました。社長・幹部を除くと会社の平均年齢が24歳という若い会社というところからも、今の学びを続けていけばこの社員の平均年齢が30歳(そのあたりがSEとして脂がのるあたりなので)を超えるあたりにはすばらしい会社になるのではないかと感じました。(報告:事務局 松田)
7月度宇部支部例会
7月23日(木)19:00より宇部市文化会館にて7月度宇部支部例会を開催。経営指針成文化のために、シリーズNo,3「夢とチャレンジ 二代目後継者がつくる経営指針」と題して、(有)ムラカミクリーニング専務取締役 村上裕之氏(理事・山口支部幹事長)に後継者としての課題と展望を話していただきました。
大学3年の時に特に夢や目標がなく、長男の自分が会社を継ぐのがすべて丸く収まるだろうというだけの理由でクリーニング屋になることを決意する。
4年半の修行期間を終え、現在の会社に入社し、生産性をあげるために設備投資を行うが、思ったほどの成果があがらず、返済のために数字を読むことと無借金経営を目指すことを学ぶ。
平成16年同友会に入会。薦められるままに作った経営指針。自分の一つの目標とはなったが会社の目標とはほど遠く更新も出来ず、後継者として悩む毎日。しかし同友会で目標の大切さを学んだ。迷子には、@どこにいるか分からない(現状分析ができてない)Aどこに行けばいいか分からない(目標がない)Bどうやって行ったら良いか分からない(方法が分からない)の三通りがあると、そんな経営者の迷子にならないために経営指針の実践の重要性を感じている。現在、小さくても強い会社(生き残っていける会社)づくり以上に人を育てることに目標をおいている。また、どんなよい商品・サービスを持っていてもお客様が知らないと持っていないのと同じ、広告とITを絡めながら発信(宣伝)に取り組んでいる。最後に、『我が社に関わる全ての人が幸せになることが、自分の幸せだと感じられるようになった。地域からあてにされる会社づくりをしていきます。』と未来の展望に向けて着実に踏み出しつつある後継者の報告でした。
「人を動かすためのコミュニケーションをどうとっていますか?」を柱にグループ討論を行いました。目標をどこに置くか、社員との共有化・文章化で、頑張る基準ができる。行き着くところは「経営指針の成文化」だと確認しました。(報告:事務局 岡野)
6月度宇部支部例会
6月18日(木)午後7時より宇部市文化会館にて6月度の例会を開催しました。テーマ「経営者の責任と自社固有の存在意義」で、この厳しい経営環境の中、難局を乗り越えるには経営者と社員(労働者)の全社一丸で立ち向かうしかない。そのためには経営者自らどうすべきか?長年同友会の先達が築いてきた歴史と理念から探り、労使見解とは?経営指針の成文化とは?を問題提起をさせていただきました。 今から52年前(1957年)に、中小企業運動のひとつとして日本中小企業家同友会(現東京同友会)が約70名の会員で創立されます。第二次世界大戦敗戦以降、日本の産業界が復興、発展する過程で、1960年代、70年代にかけて自社の労使関係に悩んだ会員経営者が「中小企業における労使関係はどうあるべきか」について長期(約18年)にわたる討論・研究の末に、1975年1月に発表されたのが「中小企業における労使関係の見解‐中同協」(略称「労使見解」)です。 「労使見解」では、まず、@経営者の責任を明らかにしています。経営がどんなに苦しくても他に責任を転嫁することは許されません。そのためには、A経営は成り行き任せではなく、計画にもとづく経営が提唱されます。その上で、B中小企業においては経営者と社員はパートナーとしてお互いにもっとも信頼し合える間柄であるとしています。人間尊重の精神にたち、働きがい、生きがいのある仕事の仕方を追求することを呼びかけています。 「経営指針」とは、@、経営理念…企業の社会的存在価値やめざすべき企業像(何のために経営を行うのか)。ポイントは、第一に、利益をどのように考えるか。第二に、共に働く社員をどうみるか。第三に、一日の仕事で疲れて帰ってきた社員が自社の経営理念を見て元気がわいてくるような理念を目指します。A、経営方針(ビジョン)…経営理念の実現をめざして三〜五年の中期目標と到達への道筋。B、経営計画…理念や方針を具体化するために単年度で何をやるかを数値目標化したもの。これら三つ「経営理念」「経営方針」「経営計画」を総称して「経営指針」といいます。 問題提起後に、参加者の全員に1枚の紙(シート)に、我が社の現状、我が社の課題、何のために経営をしているのか、我が社の固有の役割は何か、3〜5年後どうなっているか(我が社の目標)の設問に記入していただき、4名の参加者に発表をしていただき、皆さんから質問・意見・助言を頂くという形で、実際に経営指針成文化塾で行っていることを体験していただきました。(報告:事務局 岡野)
宇部支部第10回定時総会
宇部支部第10回定時総会が5月16日(土)18:00より宇部市文化会館にて開催され、すべての議案が承認されました。
総会後、記念例会が行われ、山口同友会筆頭代表理事の金巨功氏((株)総合会計)が、テーマ「経理公開は本当に必要か? 〜 全員参加型の経営を目指して! 〜」と題して、お話しいただきました。報告の最初から、「まず、結論からお話しします。」という金巨節全開の報告で、「後悔する経理公開はするな!」というキーワード(結論)を中心に、経理公開をどのように使っているかを話されました。
報告後、グループ討論が行われました。「経営者と従業員との経理に対しての心のすれ違いについて」を討論テーマに据え、経営者からするとため息ばかり出そうなテーマをあえて選び、議論しあいました。話には、「公開された数字を見て、社員がわかってくれるなら経理公開したいが、まだまだその時期ではない。」や「経理公開はどのレベルの社員に必要か?」「我が社では、景気が悪くても賞与を出している。本当は、出せるような経営状況ではないときでも、社員にも生活がある事を考えたら、我慢してくれとは言えない。」「今、この景気が悪いときに経理公開をしたら、社員は給与を下げる口実に使ったと考えるだろうからできない。」「能力給などのシステムを取り入れようとしたことがあるが、様々な個性を持った社員達をどのようにして評価すればいいかがわからず、結局横並びにした。」・・・・・・、本当に色々な話が出ました。共通しているのは、社員にわかってもらいたい、でもどう言っていいかわからない。という恐れのようなものを感じました。
グループ討論が終わり、金巨氏への質疑応答の時間で、「経理公開をして感じたメリット・デメリット」「経理公開をするタイミング」等にお答えいただきました。最後に、「経営指針なき経理公開はしてはいけません。経理公開をするにはまず経営者自身が勉強してから」というもうひとつの、本当の結論を話され、記念例会が終わりました。(報告:事務局 松田)
宇部支部3月度例会
3月度宇部支部例会が3月19日(木)午後7時よりシルバーふれあいセンターにて開催されました。テーマ「IT業界(システム開発)について」と題して、宇部支部会員の藤崎智行氏(潟Eエイブ社長)に報告を頂きました。 IT業界は学生に人気のある花形業界かと思いきや、ピラミッド構造で3次4次請けが非常に多く7Kの職場、首都圏に75%の事業所が集中しているなど地方で生きていくためにはなかなか厳しい状況にあることが理解できた。そんな中で東京と山口に事務所を構えITコンシェルジュ(ITに関する何でも相談屋・実現屋)、通販システム導入支援、マーケティング分析支援、ホームページの構築と情報発信ツールの分野で生存価値を見出そうとしているとの話だった。 グループ討論では「どのようにITを活用していますか、今後どのように活用しますか」を柱に話し合いました。どの会員も何らかの形でITを活用せざる得ない世の中になっていることを確認。「便利・効率を追求した産物がIT」「今まで人に頼っていたものがITに、働く場が奪われている」「アナログの整理が必要」などの言葉が印象に残っています。(事務局 岡野)
宇部支部2月度例会
1月22日(木)宇部市シルバーふれあいセンターにおいて宇部支部2月度例会を開催いたしました。報告者に、宇部支部会員 内野忠夫氏((有)豊田車輌 取締役専務)に、「経営指針書の発表と作成にあたって」と題して報告をしていただきました。
報告は、昨年参加された経営指針作成塾で作成した経営指針書の発表と作成過程で考えたこと、会社への想いなどをちりばめたものになりました。報告の後半で、熊本で行われた第39回全国中小企業問題全国研修会での話題もあり、内野氏が見学した会社や社員のすばらしさに心を打たれた感想を報告し、「自分の会社、社員もこんな会社にしたい」と言った所で感極まり涙を流すシーンも見られました。普段クールな内野さんの会社に対する思いを垣間見ることになり、内野氏の報告に対して参加者から大きな拍手が送られました。
グループ討論では、「経営指針って本当に必要なの?」という、あえて経営指針を作ることを否定してみることで経営指針を見つめ直してみようというテーマでした。J.K.ユイスマンスの「悪魔主義」というわけではないと思いますが、必要性は認識していても、多くの方が作成に至らないのも一つの事実。まずはそこから切り込んでみようという実験的なグループ討論テーマですが、テーマの選定が少人数運営の宇部支部ならではだと感じます。グループ討論の内容ですが・・・あんまり書くとそれっちゃやまぐちを見る楽しみが無くなってしまうのでこのへんで…。2月度例会の詳しい報告は機関紙「それっちゃやまぐち」3月号にて掲載します。(報告:事務局 松田)
宇部支部1月度例会
宇部支部の皆さんあけましておめでとうございます。
1月22日(木)宇部市文化会館において宇部支部1月度例会を開催いたしました。報告者に、宇部支部会員 馬場康彰氏(医療生活協同組合健文会専務理事)に「他人事ではない医療崩壊」〜あなたは異業種の問題と思っていませんか?〜と題して報告をいただきました。
まず、報告の冒頭で、「今、どこに住んでいてもほぼ同じ医療サービスが受けることができる時代ですが、近い将来、盲腸で死ぬ時代がやってくるかもしれません。」という非常にショッキングな内容から始まりました。そこから、現在の医療がいかに現場のスタッフの自己犠牲のもとに提供されているサービスであるかを客観的な数字をもとに話していただきました。そして今、その自己犠牲のもとに提供されてきた医療が限界を迎えてきている現状を救急対応病院の減少・産科医院の減少・お産を取り扱い医院の激減等を、県内・宇部市の病院を例に挙げて報告していただきました。日本は、全ての人がなんらかの健康保険に加入しており、保険証一枚あれば、「いつでも・どこでも・だれでも」高品質な医療を受けることの出来る世界でも、勿論先進国でも類を見ないシステムを持つ国で、WHO健康達成調査では「総合世界一」という高い評価を受けていたそうですが、現在では「世界で最低クラスの医療費で最高クラスの自己負担」となっているそうです。問題は、国の医療費抑制政策・窓口自己負担増・医療スタッフ不足等、現場ではすぐには解決できない問題だらけでした。
報告の最後に、馬場さんがスウェーデンに視察に行ったときの話が非常に印象的でした。「スウェーデンは、高福祉を支える代わりに税金が非常に高い。でも、誰も高いと感じていない。なぜ?と聞くと、誰もが「払ったお金は自分にサービスとして戻ってくるから」と答える。例えば、学生はほとんど学費がタダ。国の宝と位置づけている子供達が、学ぶ環境でお金が必要になることがほとんど無いそうです。年金も医療も十分なレベルの物が提供されている。対して、日本はどうでしょうか?子供一人が一人前になるまでの費用が掛かりすぎる上に、その殆どを親が出しています。高い学費・良い学校へ行かせるための高い塾費用・習い事様々なサービスは氾濫していますが、そこには対価が求められています。・・・〜〜〜・・・こういう現状を知りながら、沈黙することが一番の悪です。知っていること、知ったことを飲み込むのではなく声を出し続けることが、現状を変えていく唯一の方法ではないでしょうか。」
この話を聞いて、国としてのスタンスの違いに、驚きというより恥ずかしさを感じました。子供を育てることがビジネスになっている・・・。税金にしてもそう。この国では、自分の払った税金が自分にサービスとして返ってきているという実感を得ている人が一体どれほどいるのだろう・・・。とても一時間弱では話しきれない内容で、最後は殆ど割愛されていたのですが、是非続きを聞きたい報告でした。
今回は新年会も兼ねていたので、グループ討論は無く、報告終了後新年会が開催されました。新年会の最後に宇部支部幹事の伯野さんの言葉がとても心に響いたので紹介します。「巷では不況・倒産・貸し倒れ等、良い話が入ってきませんが、今こそ同友会で勉強しましょう。そして、3年後5年後に2009年が始まりの年だった。あの年が変化の始まりだった。という1年にしましょう。」今思い出してもジ〜ンときます。 (報告:事務局 松田)
宇部支部12月度例会
12月11日(木)宇部市文化会館において宇部支部12月度例会を開催。山口支部幹事長 廣兼昭彦氏(潟Tン・ビジネス代表取締役)に「総務管理業務のパワーアップ」〜同友会的リスク管理〜と題して報告をいただきました。
経営指針書は企業経営の要。経営陣の総務・財務・人事・管理業務を指針書の中に入れているかの問題提起。特に「記憶より記録」ということで日記や日誌(第三者的表記)は訴訟のとき効力を発揮する。伝票類の記入の仕方、書面の書き方の工夫。信用調査では相手先の不動産の動きや債権譲渡の有無を半年に一回はみるなどの具体例もあったが、企業の総合力にリスク管理を含め、リスク(予測できない危険)を感じるためには経営指針書が必要であり、これが同友会的リスク管理だということである。日頃の業務をクレームやリスクの視点で考えることにより回避できること、また各自が行っているクレーム処理や管理業務を学びあうことが出来ました。 (報告:事務局 岡野)
山口・宇部支部合同例会
10/17(金)19:00より南総合センターに於いて、10月度山口・宇部支部合同例会を開催いたしました。今回は、『[支部長サミット]地域を語る!』ということで、山口同友会の4支部長である、福本美洋氏(下関支部長)・岡屋房枝氏(山口支部長)・渋瀬清治氏(岩国支部長)・豊田正常氏(宇部支部長)にパネラーとして熱い討論をしていただきました。この詳細は、それっちゃやまぐち11月号の山口支部・宇部支部のページにて、紹介します。 (報告:事務局 松田)
9月度宇部支部例会
9/26(金)19:00より宇部市文化会館に於いて、9月度宇部支部例会を開催いたしました。報告者に福本 美洋氏(誠和クリエイト(有) 代表取締役, 山口同友会常任理事 下関支部長)をお招きして、「わが社の経営指針」をお話しいただきました。 (報告:事務局 松田)
8月度宇部支部例会
8/23(土)19:00より宇部市シルバーふれあいセンターに於いて、8月度宇部支部例会を開催いたしました。報告者に(有)戸井正一商店 亜呂麻グループマネージャーの西本葉子氏(山口同友会山口支部幹事)をお招きして、「同友会での学びの感動を忘れていませんか?」をお話しいただきました。西本さんと言えばクルクルよく変化する表情と表裏の無い性格、そして何より一旦火がつくとパワフルに話す機関銃トークが特徴です。報告は、一主婦から家業を手伝い、本格的に経営に携わっていく中で見えてきた会社の経営問題・社員との関係・親族経営だからこそ起こる問題等を報告されました。全ては人と人との関係性で、それを良好に保っていくには"相手の良い所を認める・誉める"ということを気づかされたというものでした。西本さんの持ち前のパワフルな報告に皆さんのめり込んでいき、会場は報告者と聴衆を超えた一体感が生まれていました。西本さん自身も報告にのめり込んで先代社長であるお父さんの話が出たときには涙ぐむ場面も見られました。
個人的なことですが、西本さんの報告は、私が入局して初めて参加したときの例会(山口支部)報告者でした。その時は、企業の社長はなんてパワフルなんだと、驚嘆した覚えがあります。しかし、報告内容については現在取り組まれている業務等の概要が多く、今ひとつイメージ(私の問題かもしれませんが・・・)出来ない報告で、内容はよくわからないけれども、パワフルな方だな〜というのが感想だったと思います。けれども、今回の西本さんの報告は、パワフルさは変わらず、しかし以前より明らかに高い練度の報告でした。失敗体験や従業員との壁、親族との家と会社での立場の違い等、西本さんの体験した時に感じたこと・取り組んだことを赤裸々に話され、見たことがない筈のその会社での絵が頭に浮かぶような報告であったと思います。急速に進化していく西本さんに置いていかれないようにしなければ・・と、なぜか危機感が募った報告でした。
グループ討論の柱は、「社内での意思の疎通はできていますか」でした。私のグループでは、西本さんの報告にあった「社員を誉める」に焦点が当てられて、「よく考えると社員を誉めたことがない」と言った方が大半でした。社員を誉めるという気付きがあった中で、次に社員とどのような意思疎通・コミュニケーションを取っているかという内容に話題がシフトしていき、「社員とは近すぎても遠すぎても駄目で、程々の距離感が難しい。距離感の溝を察知して埋めてくれる幹部が欲しい・育たない」「会社内とは違ってプライベートな話題を振ったり、こちらから話したりして距離感を縮めていく」「間違いを注意するのが難しい。こちらの意図を理解してくれないのか、なかなか聞いてくれないのでどうしても感情的になってしまう」等が話されました。討論の終わりには、社員への注意の仕方はどのようにしているのかという話になり、「指摘する方もしんどいが、なぜ駄目なのかの理由をはっきりと示してその都度注意しなければならない。」「感情を込めては駄目、逆効果になる」「会社の為、それがひいては社員の皆の為になると考え、会社のためと考えれば感情を込めずに注意出来る」というような話がでました。(写真の下へ続く)
↑ 新会員バッチ贈呈での一幕
例会終了後の懇親会(宇部支部)に初めて参加(私はアルコール抜きでしたが)しましたが、皆さん、例会とはまた違った表情を見ることが出来ました。人ってのはなぜ食事をすると親近感が湧くのでしょうか?私だけ?でも、たまにはこういう場に参加しなければ、なかなか仲間意識というものが育たないですね。(報告:事務局M)
山口・宇部支部合同例会
7/18(金)18:30より山口南総合センター多目的ホールに於いて、7月度山口・宇部支部合同例会を開催いたしました。報告者に山本大樹氏(福岡同友会事務局 事務局員)をお招きして、「例会への積極的な参加が会社を変える 〜「会社が変わった」という会員を見てきた中で気づいた、学び合う場づくり〜」をお話しいただきました。話の内容は、入局してからこれまでの福岡同友会の概況や、会員企業と触れ合うことにより事務局員としてどうあるべきか、どうすれば学びのある、会員にとって益となる例会となるのかを考えてきたことを体験談を交えながら話されました。山本氏は人柄が顔にも表れていますが、いわゆる非常に"できた事務局員"で、福岡同友会の会員の方々の信頼も厚いものがあるのではないかと感じました。今回、初の合同例会ということで、普段は話すことのない他支部の方達との交流は非常に有意義だったようです。(報告:事務局M)
6月度宇部支部例会
6月20日(金)19:00よりシルバーふれあいセンターに於いて、6月度宇部支部例会を開催いたしました。報告者に、福原貴氏((株)アート山口代表取締役社長 山口同友会会員)をお招きして、「私の考える社長業とは・・・」を、テーマにお話しいただきました。
第14回支部総会
5月23日(金)18:30より国際ホテル宇部に於いて、第9回(2008年度)宇部支部総会を開催いたしました。新役員が承認され、続いて方針・予算案を承認いたしました。ここでは、本総会にて決定いたしました、宇部支部の本年度のスローガンを紹介いたします。
第9期活動方針
メインスローガン : 共に学べる仲間を増やし、充実した例会を
総会終了後、19:05より記念講演が行われました。報告者に、たいよう合同事務所 所長 山口同友会代表理事 渋瀬清治氏をお招きして、「例会で聴いた、為になる話 〜銀行融資の出る出ないは!〜」をテーマにしてお話していただきました。
講演は、銀行が融資しない理由、1.「実質」債務超過の場合 2.営業キャッシュフローで借金返済20年以下 3.営業赤字なら、存続??という上記の3つについて詳しくお話していただきました。時折、皆さんに質問や疑問を引き出しながらのお話でしたので、あっという間の一時間でした。